ニーナミュウ Ninamew キティTシャツC (BR)

幅1mのスペースがあれば、畑の周囲をフクギの防風林で囲うことができます。
フクギは直根性で枝も広がらず、種子の直播きで密生させることができ、常緑で刈り込みにも強く、生長は遅いものの極めて強靭ですから防風林になるために生まれてきた樹種と言ってよいでしょう。

防風林の減風効果領域は、控え目に見ても、風下側で防風林の樹高の15倍、風上側でも5倍に及びます。
樹高5mのフクギの防風林が完成すれば、風上側25mから風下側75mまで、実に100mもの広い範囲で、地表部を吹く風を弱めることができるのです。

生長の遅いフクギで防風林を作るには、種子を埋めてから3~4年は、こまめに管理せねばなりません。
雑草や生長の速い他の雑木との競争に、フクギが負けないよう、応援してやらねばなりませんが、樹高1mを超せば管理の手間は激減しますし、フクギの木陰では、ゲットウやハーブなど他の植物も育てやすくなります。

フクギの種子を埋める時、同時にグランドカバー植物を植え付ければ、あとの管理はうんと楽になるはずです。
フクギの直播き造林に使えそうなグランドカバー植物には、背が高くならず地面を這うように広がり、重なり合って分厚く地面を覆う生長の速い草が良いでしょう。
セントオーガスチングラス(イヌシバ)や、トロピカルカーペットグラス(ツルメヒシバ)が使えそうです。

防風林には、作物を風害や塩害から守ることの他にも、表土の飛散を押さえ、地温の上昇や土壌の乾燥の防止など、様々な効果が期待できます。
そしてそれは、即ち、農地の生産性を高めることにつながるのです。

石垣島のように、旱魃が起こりやすい雨の降り方をするところでは「水さえあれば・・・」と、よく言われますが、水を撒くことより、土壌の保水力を高めることの方が重要なのです。
そのためにも、フクギの防風林で、島中の畑を囲ってしまいたいのです。